パンドラの箱(パンドラのはこ)とは、ギリシア神話に登場する、神々によって作られ人類の災いとして地上に送り込まれた女性パンドラが開けた箱である。壺とする説もある。この神話から、「開けてはいけないもの」、「禍いをもたらすために触れてはいけないもの」を意味する慣用句が生まれた。
最近、Pandoraのサービスがお気に入りだ。[http://www.pandora.com/]
一言で言えば、パーソナライズされたインターネットラジオというところだろうか。iTunesから呼び出せるインターネットラジオ局ともちょっと違う。まさにこのサービスは音楽業界のパンドラの箱に感じた。
このサービスのポイントは3点。
- 無料(宣伝付きだがほとんど気にならない)
- 選曲がだんだん自分好みになっていく
- 合法音楽サービス
無料なのはありがたい。年間$36で広告なしサービスも購入できる。
選曲がだんだん自分好みになっていくのは、。The Music Genome Projectにてプロの人たちが実際に楽曲を聞いた分類、曲調にしたがって選曲されるからだそうだ。ユーザは、画面に「これは好き」、「嫌い」(なにもしなくてもよい)のボタンを押すことで選曲がユーザ好みになっていく。ただ、自分が聞きたい曲を指定することはできない。あくまでも「局」を作成するときに、きっかけとなるアーティストや曲名を指定するだけ。
合法サービスであるのは当然で、FAQを見ると音楽レーベルから、きちんとライセンスを受けているようだ。具体的にどのレーベルと契約しているのか調べていない(Sony BMGは契約していなそう)が、メジャーレーベルからハウスのマイナーレーベルの楽曲もカバーしているので、それなりに充実している(洋楽のみ、邦楽は皆無)。
このようなサービスの利点は、自分のコレクションにない楽曲を聴くことができる点にある。iTunesで膨大なコレクションを作っても、楽曲の存在さえ忘れしまっていることがよくある。パンドラのようなライブラリから選曲されると、ラジオでいい曲を見つけたときのように発見があるから楽しい。時には、中学生のときに聞いたきりの曲だったり、初耳の曲だったり・・・。
今日は既に15時間ほど流しっぱなしにして聞いているが、一向に飽きない。
4 件のコメント:
ふーん、blog書いてたのね。今頃知りました。すいません。
なんか、ノーブルな感じ。
pandora、おもしろそう。
でも私は自分好みの選曲になるまで続けられなさそうかも…?
いかんせん、音楽を聴いている時間は通勤時間のみなので。部屋ではあまりBGMはかけない。
今度1日ヒマな日にでもマネしてみます。
僕も少し前にやっていましたが,そのときの印象だと,アーティストに幅はあっても極に幅がなくて(U2だといつもこの曲,みたいな),期待していたほどのSerendipityがなくて,聞くのをやめました.好みの入力をいろいろと試した結果なので,好みの入れ方が悪いというよりは,Pandoraが使える曲に制限があるのかなー,という判断です.最近はその状況も変わったんですかねえ.
ちなみに邦楽も時々かかります.ただしこっちで比較的メジャーなPuffyとかですけど.
『Yahoo!』(US)の「LAUNCH」に近い感じかなぁ。
あれもどんどん僕の好みを覚えてくれて、今ではかなりニクい選曲をするようになりました。
Pandoraは名前だけしか知りませんでした。
今度聞いてみるね。
> saeko
VoCとして検討してみます。
> mahoro
アーティストに幅はあるけど、曲に幅がないというのは、今でもそうだと思います。ヒットした曲とかが優先になっているのではないでしょうか?ベスト盤が登録されていること多いし。今月頭にPandoraメンバーがボストンにいていたとのこと。残念ながらの逃しました。
> numa
なんか、選曲は中学生、高校生のときに聞いていた音楽に収束しそうです。
コメントを投稿